『本のひろば』は、毎月、キリスト教新刊書の批評と紹介を掲載しております。本購入の参考としてください。2026年5月号
出会い・本・人
心を守る道の途上で(野口幸生)
特集 シリーズこの三冊!
AIについて考えるなら、この三冊!(濱崎雅孝)
本・批評と紹介
- 『きのうの教会・あしたの教会 2025±x』越川弘英 著(松田和憲)
- 『中年の祈り』塩谷直也 著(友納靖史)
- 『神学は語る ファンダメンタリズム』ピーター・A・ハフ 著/藤原淳賀、豊川慎 訳(森本あんり)
- 『チャレンジ! デボーション』鎌野善三 著(藤本満)
- 『新しいパウロ』N・T・ライト 著/前川 裕 訳(鎌野直人)
- 『道を歩む』ジョン・ディア 著/志村真 訳(佐藤真史)
- 『NTJ新約聖書注解 第1ペトロ書簡』辻学 著(朝岡勝)
- 『みんなで神の国を』小見のぞみ 著(岡田仁)
- 近刊情報
- 書店案内
編集室から
書店の危機が言われて久しいが、本にもプラスアルファの何かがあれば人は寄ってくる。神保町散策の折、カフェとイベントスペースを併設した書店を覗いたら、店内が客で埋め尽くされていて驚いた。カフェの部分は満席で、周りを囲む書棚の前にも人がぎっしり。大半はカフェの席が空くのを待っていたのかもしれないが、棚から本を手に取っている人も少なからず見えたので、本にまったく関心のない客ばかりでもないようだった。
書籍と一緒に文房具やレンタルビデオを扱う店は以前からあり、ブックカフェもすでに定着している。加えて最近では、書店主催のイベントごとが増えてきた印象がある。従来からあるサイン会やトークショーはもちろん、読書会、ビブリオバトルなど参加型のものも多く、中には友人作りや婚活を目的としたイベントもあるらしい。本を介した交流の場を開く、書店らしさを活かした取り組みだと思う。
一方で、そうしたイベントなどが「プラスアルファ」に留まらず、書店に足を運ぶ第一の動機になるのだとしたら、ちょっと首を傾げたくなる。書店に人を集め利益を上げることは急務だし、動機は何であっても本に触れることが大事だとも思うが、個人的には本屋ではまず本を見たい。そこに行けば思いがけない一冊に出会える。ただの本好きとしては、それが本屋の一番好きなところだ。
ちなみに、冒頭の店ではカフェから離れた奥のほうに専門書の棚があったのだが、そこには客がほとんどいなくてガラガラだった。なんだよ、とガッカリすると同時に、本と自分だけの空間に少し安心してしまった。 (豊田)
予 告
本のひろば 2026年6月号
本・批評と紹介
(巻頭エッセイ)片柳弘史「知恵の結晶、教会の宝~『キリストにならいて』」
(書評)フランク・ケーリ著『届かずとも綴り続けた宣教師』、青島忠一朗著『アッカド語文法』、上林順一郎著『80歳から創めるキリスト教』、金承哲著『神学と文体』、森田安一著『ドイツ語圏宗教改革』、並木浩一著『アモス書を読もう』他











