本・批評と紹介
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目はかすまず気力は失せず 講演・論考・説教
希望を捨てない九三歳の現役牧師の集大成〈評者〉沢 知恵 1928年生まれの現役牧師、関田寛雄さんの最新刊は、牧会者、説教者…
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「原罪論」の形成と展開 キリスト教思想における人間観
キリスト教的人間観のもつ現代的意味〈評者〉田中 裕 本書は中世哲学会の二年間にわたるシンポジウムと中世思想研究所の講演…
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ヒッタイトの歴史と文化 前2千年紀の忘れられた帝国への扉
前2千年紀の忘れられた帝国への案内〈評者〉石川 立 創世記二三章で妻サラを喪ったアブラハムは彼女の墓地を確保するために…
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十四歳からの読書ナビ
異郷との出会い〈評者〉柴崎 聰 古来、人間が幼年から成年へ脱皮していく転機は、12歳である。円の十二進法による一回転が、…
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聖書に聴く「人生の苦難と希望」
共に苦しみつつ励ます良き友となる一書〈評者〉髙橋 貞二郎 人生で苦難を避けて通ることはできない。本書は、苦難に悩み、悲…
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N・T・ライト新約聖書講解9 すべての人のためのローマ書1 1―8章
聖書のメッセージを現代に伝える待望のシリーズ〈評者〉鎌野 直人 N・T・ライトによる「すべての人のための新約聖書」シリ…
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謎解きの知恵文学 旧約聖書・「雅歌」に学ぶ
「雅歌」の謎は解かれるか〈評者〉矢部 節 「雅歌」による説教を聞いたことがあるでしょうか。本の帯に「雅歌を教会に、説教…
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聖なる神の聖なる民ーレビ記
忙しい一般庶民のためのレビ記入門〈評者〉手島勲矢 『レビ記』は、モーセ5書の三番目の本で、祭司自身が執り行うべき様々…
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カルヴァンの詩編の神学
中心にいる神〈評者〉大石周平 本書は、「カルヴァンの詩編注解というパレットの色彩」(クロースターマン)を豊かに用いて…
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ゴシック芸術に学ぶ現代の生きかた N・ペヴスナーとA・W・N・ピュージンの共…
現世的価値基準の呪縛からの解放へ〈評者〉藤掛順一 著者近藤存志(こんどう・ありゆき)氏は、イギリス芸術文化史、建築史…