『本のひろば』は、毎月、キリスト教新刊書の批評と紹介を掲載しております。本購入の参考としてください。
2023年4月号
出会い・本・人
自分のなかに歴史をよむ(石原知弘)
特集
会衆のイメージを刷新する説教のために▼平野克己さんの、この三冊!
本・批評と紹介
- 『老いと祝福』石丸昌彦 著 (疋田勝子)
- 『旧約聖書入門4』大野惠正 著 (藤井清邦)
- 『神の物語としての聖書』J・ゴールディンゲイ 著/本多峰子 訳 (田中光)
- 『大いに喜んで』朝岡 勝 著 (牧田吉和)
- 『聖書における光と影』日本キリスト教詩人会 編 (柴田三吉)
- 『21世紀のキリスト教入門』フスト・ゴンサレス 著/神代真砂実、髙野佳男 訳 (小島誠志)
- 『キリストの日に向かって』大井満 責任編集 (藤原導夫)
- 『スピリチュアルケア 入門篇』中井珠惠 著 (島薗進)
- 既刊案内
- 書店案内
編集室から
私が小学生のころから通っている教会の牧師が一九九五年に「J – ばいぶる」というパソコンのウィンドウズ上で使用できる聖書研究ソフトを開発した。このソフトのネーミングに込めた思いを私は大学生の時に聞いたことがあり、それは、内村鑑三の「ふたつのJ」の話であった。
それは、キリストによってのみ、日本の真正な独立と自由があるとし、キリスト(JESUS)と日本(JAPAN)、「ふたつのJ」への奉仕を説くという内容であった。
私は思った、「キリストと日本の役に立ちたい」。
大学卒業後、製缶機器の修理を行うエンジニアとして三年間勤めた後、一九九九年四月に日本聖書協会に入社した。
あれから二五年。私は、広報募金部、頒布部、総務部、直営書店バイブルハウス南青山店長などさまざまな仕事に携わってきた。そしてこの度『本のひろば』編集委員となった。
書店店長時代には、『本のひろば』を注文商品と一緒にお届けした経験がある。この冊子で紹介された書籍を一度に二十冊、三十冊などのご注文をいただくこともあり、これが用いられていることを実感する機会となった。今後も読者のニーズにあった書籍を紹介し、読者に喜んでいただけるよう、今日という一日をまごころ込めて働いていきたいと思う。(加藤)
予 告
本のひろば 2023年5月号
(巻頭エッセイ)林牧人、(書評)伊東寿泰著『これで変わる!あなたの英語力!』、吉田 亮著、『アメリカ日本人移民キリスト教と人種主義』、N・T・ライト著『すべての人のためのローマ書 2』、片柳弘史著『日々を生きる力』、堀内昭著『聖書の動物よもやま話』他