【本のひろば】2017年7月号

『本のひろば』は、毎月、キリスト教新刊書の批評と紹介を掲載しております。
本購入の参考としてください。
2017年7月号


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出会い・本・人

「光の国」から僕らのために(澤村雅史)

本・批評と紹介

  • 『聖書を読んだ30人』
    鈴木範久著、日本聖書協会―(月本昭男)
  • 『日本基督教団戦争責任告白から50年』
    「時の徴」同人編、新教出版社―(石田学)
  • 『文脈化するキリスト教の軌跡』
    三野和惠著、新教出版社―(高井ヘラー由紀)
  • 『ケンブリッジ・プラトニストの哲学的霊性』
    三上章著、リトン―(山本巍)
  • 『ウェスレー思想と近代』
    清水光雄著、教文館―(東方敬信)
  • 『オリゲネスの祈禱論』
    梶原直美著、教文館―(久松英二)
  • 『ロシア中世教会史』
    J.フェンネル著、教文館―(竹内謙太郎)
  • 『改革教会の伝道と教会形成』
    袴田康裕著、教文館―(関川泰寛)
  • 『原子力発電と日本社会の岐路』
    姜尚中他著、新教出版社―(小中陽太郎)
  • 『宗教と対話』
    小原克博他編、教文館―(芦名定道)

エッセイ

マルティンがマルティンから学んだこと(深井智朗)

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編集室から

 今年度より「本のひろば」編集委員会に加えさせていただきました。創刊六十年(創刊時は「興文」、1976年改題)を迎える本誌は、ちょうど私の年齢の倍です。キリスト教書を通じ、文書伝道の一翼を担ってきた諸先輩方に敬意を払うと共に、自分にそのような役が務まるだろうかと不安にかられています。

 わからないことばかりの毎日です。幼い時より教会には通っていましたが、受洗したのは数年前です。父が牧師をしている関係で、家にはキリスト教書が多く所蔵されていますが、あまり読むこともありませんでした。そんな状況のまま、キリスト教出版界に入ったので、業界の「常識」が通じません。神学者は名前しかわからないし、組織神学の基礎知識やキリスト教史の知識にも欠けています。生来の読書量の少なさからか、文章力もあるとは言えません。編集会議の間も誰かが発言する度に、こっそりとスマートフォンで検索しています。

 なぜ神は私をここにお遣わしになったのか、首をひねるばかりです。しかし、知識も経験もない私だからこそ、キリスト教書に馴染みのない読者の観点から発想できるのではないか、伝えられることもあるのではないか、とも考えています。

 ルカによる福音書13章には、ぶどう園に植えられた「場違い」ないちじくの木に三年実がつかず、切り倒されそうになるところを、あと一年待ってください、「来年は実がなるかもしれません」と園丁が懇願するたとえ話があります。私も実がつくかどうかわかりませんが、学ぶべきことを学び、この働きをさせていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。(吉岡)

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